リスクマネジメント 用語の解説:仙台リスクマネジメント 尾崎 洋二
最終更新日4月4日:用語解説は気付きのあるたびに書き足していきます。
危機やリスクそしてリスクマネジメントという、 言葉の定義や時間的概念を理解したほうが、正しい実践につながりやすいです。
経営という視点から組織全体で「リスクマネジメント」用語の共通化が必要かと思います。
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リスクマネジメントとは何か?
未来に挑戦するという、前向きな積極的な行動です。
未来の不確実性を確実性に変えていく経営手法です。
リスクの洗い出しと分析を行い、対策優先順位を決定し、対策手
法を検討し、事業計画に落とし込むことです。
企業の存続と発展を目的としたマネジメント・システムです。
広義:倒産防止の科学的管理:経営の維持・保全・管理と経営戦略
全ての企業は管理機能遂行という課題に対処しており、
その課題の適切な解決を示すもの。
あらゆる環境変化対応をする為に、適性利潤確保と各種リスク対策
の適性化を図るため費用化をすること。
(3/28追記)
スポーツ選手にたとえると、晴れの大会で、競技に出る前に骨折してし
まい、チームに貢献できなくなるような後悔をしないために、方策を練る
こと。
選手が競技出る前や競技中に「骨折」や「捻挫」などの事故を起こさな
いように、また事故が発生した場合でも軽症で済むように、そしてテーム
の一部選手が故障しても、チームの総合力を低下させないようにすること。
リスクマネジメントの目的
1 会社の収益やシェアを守るため
2 顧客や市場に対する責任(供給責任等)を果たすため
3 社員やステークホルダー(利害関係者)を守るため
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経営とは?(リスクマネジメントの視点から)
「未来という不確実性との戦い」
「事業継続・存続という社会的責任を果たすもの」
不確実性
a チャンス=利益をもたらす不確実性
b リスク=損失をもたらす不確実性
未発生のもの、日本語では「危険」
事業自体の存続と発展を阻害し損失をもたらす可能性のあるもの。
企業としてあるべき姿や原点からの乖離と環境の不適応を因として発生するもの。
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危機=損失発生時そのもの:不測の事態
危機管理
a 事前に対策をとって防止できるもの:事前対策
b 地震のように 防止はできないが被害は最小限にする:事後対策
上記二つがあります。
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ERM:エンタープライズ・リスク・マネジメント
事前対策と事後対策との組み合わせのことです。
存続と発展のマネジメント・システムのことです。
チャンスの拡大につながるシステムのことです。
社会的責任を果たすためには、
リスク:危険の段階で対策を講じることが必要です。
成長率でリスクを吸収できない時代だからこそ、
リスクを念頭においたリスク管理経営が必要となります。
理想的には危機に対処するのではなく、
危険を管理する能力=リスクマネジメント能力が必要です。
(ERM 8ヶ条 参照下さい)
GM(米国自動車メーカー)事業リスク管理チーム
「私たちは各種ある災害・事故・事件の分類の後に、”稀な出来事”の種類のリストを示し、
過去1年間にこうした種類の出来事が実際に発生したかどうか質問した。
実際過去1年間にこうした出来事のいずれにも襲われている。
私たちは、リストを考察し、チェックしました。
そうすると、あれもこれも起こった、これも起こった、ということになりました。
私たちが学んだことは、リスクは日常業務の一部であり、それを十分に管理する必要があることです。
私たちがこの作業に従事していたため、会社のことを数多く知ることができた。
全体としてGMは100以上の混乱に対応するシナリオを用意している」
「GMと比較すると多くの企業は未だにサプライヤの脆弱性を含んだ完全な脆弱性一覧図を持っていない。
GMのリスクマネジメント作業は、サプライチェーンの途絶に対処すること以上の利益を生んでおり、
企業がどのように連結していて、それぞれに影響するプロセスがどのくらい多いかを学ぶことは、
同社が日々の操業を向上させることに役立っている」
加藤 啓昭 さん
「リスクマネジメントは経営であり、経営は道理である」
「現場を管理し管理部門を統括し、組織全体を統括するのが経営であれば、
組織全体で行われることこそが本来の”リスクマネジメント”であり、
経営に直結するテーマである。まさに”経営”そのものといってもいいかもしれない」
「存続と発展のマネジメントシステムである”リスクマネジメント”は道理に基づいた経営が前提にないと機能しないのである。
なぜか?道理に反する行為はハザードだからである」
「リスクマネジメントはこのリスクに発展する前の”ハザードの段階で”対策・改善する手法なのであり、重大な事件事故や、
何らかの事件事故に発展する確率を減らすことでもあります」
浦嶋 繁樹さん
「リスクマネジメントは意志決定をする前向きなシステム。
チャンス、夢、目標は常に未来にあり、リスクも未来にある。
未来を明確に考え、見詰めている人にはリスクもきちんと見ている」
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ハザード
事故発生に影響する、環境・条件・事情。
数千のハザード(環境・要因・原因)が、リスク(=損失の可能性)に発展していきます。
リスク(=損失の可能性)に発展する「ハザード」を感じ取る「リスク感性」を高める必要があります。
6
事故と事件(意図的な攻撃)
大事故が小さな事故(インシデント)から推定できるのに対して、
事件である意図的な攻撃は異なった論理に従う。
その攻撃は組織にとって一番弱い最悪の時に、最悪の場所で起こる。
最も不都合な時間に、防備の薄い部分が狙われる。