3.11総括
Mr.Stephen Rockefeller :The drafter of Earth-charter-2000
スティーブン・ロックフェラー氏:2000年度 地球憲章 草稿者
ミドルベリー大学名誉教授
1
人間の安全や幸福を保障すると思われてきた科学技術、
豊かな物資に依存することの限界が見えてきた。
2
今真に復興すべき価値とは何かが深く問われています。
3
同時に外的な条件のみを安全の基準とするのではなく、
人間の心の中に安心、安全の基準をどう育むかを考えることも重要になってきた。
4
原発を維持するなら、最大限の安全基準が設けられ、
それが順守されていかねばならないことも明らかになった。
5
核エネルギーの統治政策に関する安全で開かれた議論が先決となる。
6
地震や津波は私たちに、
人生の課題についての深い疑問を投げかけている。
その一つは、科学技術が人類にいかに強大な力を与えても、
それは人間が生きるための基本的な条件としては、
全く無力であったということです。
7
逆に、(地震や津波は)こうした危機が私たちに、
倫理や価値を分かち合うことの重要性、
高い社会的責任に立つことの大切さに気づかせてくれている。
8
そして、こうした苦難こそが、私たちに、
過去の世代の人々が保っていた信仰や価値観に目覚めさる機会を与え、
よりよき未来の建設のための知恵の探求に向かわせてくれる。
9
完全かつ最も深遠な意義における安全保障は、
そうした宗教的人生を築くことによってこを得られるものでもある。
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精神的な目覚めこそが、
内なる平和を築き、
自己と自己を取りまく世界との調和を感得する知恵の源となる。
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それによって私たちの存在の真実は決して孤立したものではなく、
相互関係的なものであることも覚知していける。
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この覚知がまた、
愛や慈悲といった倫理への献身のより深き力ともなっていくのです。
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究極するところ、
私たち自身がその一部でもある共同体や、
より大きな宇宙との正しい関係性の中に自己を没入することによって、
真の自分自身を発見することもできる。
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この考えは、
「他力すなわち有限な自己を超えた永遠なるものへの祈りと融合によって初めて、
自力も十全にはたらく。
しかし、その十全なる力は本来、自身の中にあったものである」
(池田大作氏 ハバード大学講演 1993年)
この言葉と深く響きあうものがある。
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人間存在のあり方、価値観を
「having(何を持っているか)」から「being(どのような生き方をしているのか)」へと
転換することによって、一人一人が、
時間や生死を超えた、普遍的な " 生 " の世界に参加することが、より可能となる。
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そして、永続的な調和の意味、
存在の真の意味を深く心に染めていくことができる。
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現代の産業文明において支配的な世界観である人間至上主義的世界観は、
自己中心的な個人主義を助長する傾向にある。
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これはまた、人類という種族が創世の頂点にあり、
他の全ては人類に奉仕する存在であるとの思想を助長する世界観でもある。
そうした人間至上主義の最大の弊害が今地球環境の危機と表面化されている。
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ヒューマニズムという言葉を用いるにあたって心すべきは、
そのヒューマニズムの含意が、人間中心主義ではなく、
人間を含めた全ての生命を中心に置くものであることを明確にしておく。
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私たち人間は、地球上の、よりおおきな生命の共同体の一員なのです。
その一員として私たちは、
他の人間のみでなく、他の生命、
さらには私たちの存在を維持してくれる生態系に対して責任を持たなければならない。
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さらにいえば私たち一人一人が、
特別な目的をもって存在する宇宙それ自体である。
箇条書き引用 from 「大白蓮華」 09-2011