仙台リスクマネジメント

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企業文化とBCP (4月6日2008年作成)

推薦図書 3 「企業のレジリエーションと事業継続マネジメント」サプラチェーン途絶!その時企業はどうしたか?事例から学ぶ事業中断とレジリエンシ-(復元力)構築

YOSSI SHEFFI 著 渡辺研司・黄野吉博 監訳 日刊工業新聞社 P247 からの引用

 

何が巨大損害や事業中断に陥ってしまう前に、サプライチェーンの途絶を迅速に受け入れさせ、そのと途絶から急にたち直せるのか。

その答えのひとつは、サプライチェーンの優れたデザイン?

 

MIT(マサチューセッツ工科大学)による事前調査に基づいた何十という企業へのインタビューは、もっともレジリエンシー(復元力)のある企業に共通するもう一つの要素を指摘している。

 

それは組織の文化のことである。

 

 

レジリエンシー(復元力)の本質は災害・事故・事件の発生の抑制とそこからの復旧にある。

予期しないことが起こったとき、また通常の組織が直面した状況を把握しきれずに、対応が遅れるときこそ、

正しい対応についての基本原則を従業員に思い起こさせるという点で、組織文化はレジリエンシー(復元力)に貢献している。

基本原則は取るべき一連の行動を示すのである。

 

レジリエンシー(復元力)や柔軟性に貢献する組織文化の要素は、様々な組織で見られる。

 

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組織の文化とは?

 

組織のメンバーが共有する信念や期待の型として定義でき、その信念と期待が個人や集団の行動を形作る標準を形成する。

 

文化とは「その組織でのやり方」である。

 

文化の実体とは、どの組織にも見られる資産であり、価値観である。

その資産とは、言語や服装規定、固定した習慣、オフィスのレイアウト、会議運営のような、可視的な組織構造やプロセスのことである。

 

価値観とは、経営理念、戦略や目標、哲学、信条、社是・社訓からなる。

 

企業文化は、会社の競争優位性を確保するために特定の役割を果たす。

 

企業文化は、おそらく、本書で取り上げた企業のビジネスが成功したことに

関する真の秘密であろう。すでに言及した文化の特質は、企業に柔軟性を

もたらすが、この柔軟性は、インパクトの大きな混乱に対するレジリエンシー(復元力)を育む。

 

日常的に発生する需要の変動、小規模の供給中断、および製造におけるトラブルなどに対しても、これらの企業はその企業文化によって迅速に対応できるようになっている。

 

 

 

トヨタ・デル・UPS における 文化的特色の共通点

 

情報を得た従業員間の絶え間ないコミュニケーション

 

権限委譲

 

仕事への情熱

 

災害・事故・事件やシンシデントへの備え

 

 

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トヨタ

 

トヨタの人々に対する尊敬は、「トヨタ流」の中のもっとも重要な信条である。

 

自動車は信頼性が不可欠で、それを守ることで熱烈なユーザーのロイヤル

ティを醸造し、サプライヤーを尊敬することで、真のパートナーシップ体制を

構築し、共に革新する気にさせ、必要なときには助け合い、また交換可能な

自動機械ではないという従業員への尊重が自主的な行動を取らせ、改善を

提案させ、相互支援を推し進めている。

 

ムダの多い方法を社内で放送し、従業員やマネージャーが、市場での目覚しい業績よりもむしろ、何が悪いのかに注目するようにしている。

 

 

デル社:思考や行動の自由な流れ CP会社

 

同社の競争優位性は、部品の可用性、新製品や構成部品の導入・停止、

生産ラインの混載化、生産量の変動、市場の需要と傾向、配送条件からくる

状況変化などに素早く対応する能力にもある。

 

この柔軟性に基礎を置く文化は、以下の4つの信条に基づいている。

結果への執着

チームワークとコミュニケーション

人間関係の価値

あらゆるレベルでのリーダーシップ

 

 

UPS:規格化された効率性 国際的な輸送会社

 

サービス方針を際立たせる文化的構造とは、

「すべての小包が配達されるまで、誰も家に帰らない」

 

絶え間ない改善へのドライブ=建設的不満の尊重

「一旦、自分自身で、自分がとても良いと思ってしまったら、より良くするために他のことをする気には二度とならない」