仙台リスクマネジメント

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災害ボランティア・明日に向かって

 

絆・災害を超えての続編No5.です。  

2008年 11月25日

 

   今回の「災害発生 その時NPOが出きること」というテーマ

のパネルディスカッションに参加できたのは、私にとってはかなり

の収穫でした。

 

 なぜなら私自身が仙台市災害ボランティア・コーデネーターに登

録はしているものの、説明会と訓練に2回しか参加してませんし、

実際の震災後の復旧ボランティアに一度も参加した経験がなかった

からです。

 

 実践経験があり、しかも災害ボランティア経験において、黒澤司

さんというコーデネーターと、浦野愛さん、北川進さん、大庭浩徳

さんというパネラーというメンバー全員が、人間の「絆」という「

テーマ」において、ぶれることのない共通点がありましたのが、良

かったのではないでしょうか。主催者の方の人選の良さに感謝しま

す。

 

 それゆえ私にとってはコーデネーターやパネラーの方々の発言が

すべて私の身に沁みるものでした。

 

 浦野さんの、「当初は災害ボランティアということで現地にいっ

ても、イメージがつかめなくて、またきっかけがなくてなかなか参

加できなかった。しかしイメージやきっかけのことは時間をかけて、

信頼をつくりあげていけば、改善できます。このような工夫の結果、

被災者の方たちがやっと押し黙っていた言葉をやっと発信してくれ

た、ということがあります」という発言。

 

 大庭さんの、「側にいてオロオロしている人間が大切です。被災

後、被災地のある場所を借り切って、被災者の主婦たちに主婦業か

らの解放日があってもいいのではないか、ということで1週間に1

度のカレーの日をつくりました」という発言。

 

 黒澤さんの、「2004年に台風が異常に発生し、日本列島に10

個も上陸しました。そして新潟県小千谷市では大地震がありました。

しかし実際に小千谷市で死亡者が多かったのは台風でもなく、地震

でもなく豪雪です。

 

 一口に災害による死亡者といっても大地震だけではないです。全

国的にみて50戸あった部落が地震によって3戸壊れましたが、そ

の後の豪雪によって25個壊れ、そのまま地震があって以来、25

戸の世帯は村に帰れなくなった、という事実があります。

 

 また仮設住宅が都市なので、やむなく村から移転という状況が生

まれていますが、お年寄りにとって村ではボケても生き残れますが、

都市では、医療費負担増のため、生き残れないということもありま

す。このようなことも考えてください」という発言。

 

 北川さんの。「災害という、こういう時だからこそ皆で助け合っ

てもいいのではないでしょうか。行政だけに頼るのではなく全員で

一歩を歩みましょうよ。そして災害時におけるミッションとは、自

分のやりたいことだけでなく、社会に求められていることです」と

いう発言。

 

 以上3氏の言葉に私に私は賛同です。

 

 今回は仙台市で行われたセミナーでいたが、やはり近況を伝える

という意味で農村部の大庭さんの体験談が中心となりました。この

ことを考慮して最後に黒澤さんから、農村部だけでなく都市型災害

について、以下の発言がありました。

 

「やはり仙台市という都市型災害について、阪神大震災と同様に、

都市型には都市型特有の問題があります。

 

 1福祉施設が集中していること。

 2建物のアスベスト被害の可能性が大であること。

 3兵庫県明石であったような急な混雑による死傷者事件の発生可

  能性があること。

 4勤務時間中に起こった大地震の場合、自宅に帰ろうとしないほ

  うが全体的に安全な場合もあること」

 

 これらの諸問題も、これからの仙台市における大地震災害(宮城

県沖地震あるいは長町ー利府活断層直下型地震)にたいして、考慮

すべきと思いました。

 

 第2部はグループ討論(7名前後のグループ・先着50名参加)

によるワークショップでした。

 

 パネルディスカッションを受けて「災害時やその後の復興期に私た

ちは何ができるのか、具体的に考えアイデアを出し合う」というテー

マが与えられました。

 

 限られた時間で有効な討論をするために、発言においては、

1自分の立場を明確にする。

2発言テーマの記入シートに記述した以外のものは喋らない。

3これは自分にとっても一番大切だから絶対に発表したいものを絞

 り込んで準備しておく。

 

 という以上3つのルールを最初に与えられました。主催者側のこ

のルール設定は、初対面同士が限られた時間内にワークショップす

るに当たっては、素晴らしい方法でした。この方法は自分の会社に

や他の団体でのグループ討論に活用できると思いました。

 

 私たちのグループの中に栄養士をされている主婦の方がいました。

その方は「災害ボランティアに登録して参加するために、初めて自

動車運転免許書の取得に挑戦されて見事免許をとりました」と発言

されていました。

 

 このような素晴らしい方が私には仙台市や宮城県にはまだまだ多

数いるのでは、という期待感を感じさせてくれたのが、私にとって

このワークションプにおいて、最大の収穫でした。

 

 

 (今回で災害ボランティア連載終了します。

  連載 5回 お読みいただいた方に感謝します。

  今後私のブログのほうもよろしくお願いします。)