仙台リスクマネジメント

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 絆・災害における行政の谷間を埋めるもの

絆・災害を超えての続編No2.です。  

2008年 11月19日

 

 大場浩徳(くりこま耕英震災復興の会の会長)さんの発言を受け

て、コーデネーターの黒澤司さんは、「栗原市は3年前市町村合併

を行ったので、その影響も出ているのではないか?合併によって行

政の管轄が広域になり、小さい単位の市町村であれば、目配りがき

いていたのに、広域になったので目配りが弱くなったところがでた

のではないか?」と発言されました。

 

 さらに「極端なことを言えば米国の9.11事件のように、多数を守

るためには、乗客もろともハイジャクされた飛行機を追撃・爆破し

なければ、という冷徹な選択肢を考えざるを得ないとか、選んだ選

択肢の実行決断を迫られるところが、行政にはある。

 

 多数の法則で少数が無視されないような自主的な対策も必要であ

る。

 

 災害ボランティアNPOと被災者とのかかわり合いを通じて、目

配りが届かなかった被災者が、行政の方に問いかけができるような

ことができた事例もある。また行政だけだったら漠然としたままで

あったのが、災害ボランティアNPOのおかげで前向きなことが考

えられるようになった事例もある」と述べられました。

 

 レスキューヤード事務局長の浦野愛さんの「救援ボランティアと

いえど、頭だけで、ひとりよがりで、被災者にとっての必要な物、

必要なことを考えない。あくまで自分は”よそ者”という立場をふ

まえて、とにかく懸命に被災者たち皆さんの声をじっくり聞きたい」

という発言に、私は新鮮な感動を覚えました。

 

 災害ボランティアという人間そして被災者という人間同士はあく

まで対等な立場で平等であり、「人間としての絆」づくりが一番最

初に大切なのではないだろうか?という気づきを私に与えてくれま

した。

 

 さらに、「被災したとき、何をどこに、どの人に頼めるか分るネ

ットワークを作ることが必要。また被災直後に必要なことと、中長

期に必要なことがある。中長期的に必要な事例として、1-元気を

つけるメッセージの届出(学童たちから被災者の方々に応援メッセ

ージの貼り付け等)、2-踊り、歌、映画、花、七夕祭り、映画等

文化的なこと、があってもいいのではないか」という浦野さんの意

見に私は賛同。

 

 昨日11/17のニュース番組で、四川大地震6ヵ月後の様子が放映

されていましたが、その中で子どもたちの楽器演奏による被災地

訪問が写しだされていました。まさにこのようなことも必要だと

感じさせるものでした。

 

 「地域の歴史や文化は街が復興しなければ、廃れてしまう。農村

部も同じ」と補足発言を黒澤さんがされ、そのとき「くりこま応援

の会通信・山にカエル!」(発行者:ハートネットふくしま&とち

ぎボランティアネットワーク)の紹介がありました。

 

 浦野さんや、黒澤さん、他県のふくしま・とちぎの方のいわれる

ネットーワークとは「人間どうしの絆」なんだということを想起さ

せてくれました。

 

 大災害(地震・津波・大洪水等)において被災した場合、私たち

に必要なことは、自助・共助・公助です。

 

 自助では自分たちでできる範囲で災害に対してあらかじめ対策を

うっておくことや、災害時に備えたもので自力で災害に打ち勝つこ

とですが、自力だけでは限界があります。やはり「絆」を基にした

共助が必要です。また公助だけを宛てにして、行政に文句を言うだ

けでは真の意味では助からない、という私の持論を再認識させてく

れたパネルディスカッションでした。

 

 

 次回も続きます。