仙台リスクマネジメント

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「災害を超えていま、考える。いまつながる」   

    セミナーに参加して・・・ 

No1.11月18日

 

 

 2008年11月16日・日曜日に仙台市市民活動サポートセン
ター主催の「災害を超えていま、かんがえる。いまつながる」とい
うセミナーに13時30分~16時まで参加しました。

 

 私は現在、仙台市社会福祉協議会の仙台市災害ボランティア・コ
ーデネーターに登録しており、半年に1回の訓練に参加していると
いう関係上、私宛てに案内状がきたと思います。

 

 セミナーは第一部「災害発生 その時NPOが出きること」とい
うテーマでパネルディスカッション。


 第二部が災害時やその後の復興期間に私たちは何ができるか、と
いうテーマでのワークショップ(小グループ:6名前後:での討論会)。

 

 第一部のコーデネーターはNPO災害看護支援機構顧問の黒澤司
さん。黒澤さんは、災害系重機ボランティア風組顧問もされていま
す。

 

 パネリストの方々は3名。

 

 名古屋市からこられた浦野愛さん。浦野さんはレスキューヤード
の事務局長を務め、「災害時要援護者」への支援事業を中心に活動
を行っている社会福祉士。

 

 岩手・宮城内陸地震で被害にあい、孤立した栗原氏耕英地区にて、
イチゴ農家を営む大庭浩徳さん。現在「くりこま耕英震災復興の会」
の会長を務めています。

 

 宮城県社会福祉協議会に勤務されている北川進さん。内閣府防災
ボランティア活動検討委員、災害ボランティア活動支援プロジェク
ト会議運営委員などを歴任されています。

 

 冒頭大庭さんの被災者としての体験談紹介。印象に残りましたの
は、「被災者として線引きのない支援をしてもらいたかった」とい
う大庭さんの以下のような発言でした。

 

 今年6月14日に起きた地震によって、大庭さんを始めとする被
災者の方々の生活はまさ一変。当時仮設住宅に移転された方が14
世帯、移転せず自宅にいた方が23世帯。JAの方から支援米の支
給があった時、なぜか仮設住宅の方だけに配布。

 

 また地震直後からの全ての情報は避難所だけに入る。避難所にい
ないと同じ被災者でも情報が入らなくて、被災者同士の「心の分断」
が始まった。

 

 今回の支援策が行政側だけだったら、被災者の大変な思いへの解
決は部分的になっていた。震災後仮設住宅に移られた方々にたいし
てボランティアとして新潟県から仮設住宅に住まれた経験のある方
に様々なアドバイスをもらった。そこで初めて仮設住宅には仮設住
宅なりの「住み方ルール」があるのを知った。

 

 現在これからくる冬に備えて、家屋が積雪で倒壊しないように、
雪囲いをしなければならないが、他地域からこられた災害ボランテ
ィアの方が応援したくても帰宅許可証がないと応援できない。しょ
うがないので、他地域の方なのに帰宅許可証を発行してもらって、
応援をしてもらっている。

 

 地元のNHKニュース等でつとめて、岩手・宮城内陸地震のその
後を見るようにしていましたが、このような被災者からの視点の報
道はなく、大庭さんの発言に私自身少し驚きもしました。

 

 大庭さんの発言に対して、支援する側の黒澤さん、浦野さん、北
川さんの発言も、私にとっては普段の報道では知ることができない、
新鮮なものがありました。

 

 次号「絆・災害行政の谷間を埋めるもの」で報告します。